家づくり知識
2022. 02/24 [ Thu ]

読めば納得!住まいを強い構造にしなければならない理由を解説

地震の多い日本では、地震に強い家を建てたいと考える人が多いはずです。そこで重要なのが住宅の構造。しかし、住宅の構造と聞いても、難しいワードばかりで分からないことも多いですよね。実は、地震に対する強さだけでなく、構造がしっかりしていないと20,30年後に余計なコストがかかることもあります。

 

そこで今回は、住宅の構造をおろそかにしてはいけない理由について、白岩工務店の社長が分かりやすくお答えします!


※普段はマスクを着用しております。

 

Qそもそも住宅の構造ってなんですか?

構造とは建物を支える骨組のことを言います。人間に例えるなら、ちょうど骨の部分です。一度作ると簡単には変えることができないので、しっかりとした構造で家を建てることが大切です。

Qなぜしっかりとした構造で建てる必要があるのでしょうか?

構造部分が弱いと、地震で揺れやすかったり、揺れによるダメージを受けて建物自体が壊れやすくなります。人間も、骨がスカスカだとすぐに折れてしまいますよね…。また、壊れるたびに建物を修繕するとその分余計なコストもかかります。

 

Qしっかりとした構造って、具体的にどこを見ればいいのですか?

まずは、家の土台である「基礎」がしっかりしていることが重要です。

基礎には「布基礎」と「べた基礎」があります。布基礎は、逆T字型のコンクリートがいくつか並び、点で支えるイメージです。一方べた基礎は、床下全体をコンクリートの面で支えるイメージで、布基礎よりも耐久性が高いのが特徴です。

白岩工務店では、新築の注文住宅だけでなく建売住宅でも、べた基礎を採用しており、構造には特にこだわっています。べた基礎は、全面コンクリートで湿気も上がってこないので、シロアリ対策にもなるんですよ。さらに、白岩工務店の新築住宅では、10年のシロアリ保証がついているので、万が一の時にも安心です。建売住宅にも同様の保証がついています。

Qシロアリの保証がないと何が大変なのですか?

もしシロアリの被害にあったとき、構造の部分が食べられてしまうと、シロアリ駆除や食べられた構造の修繕で、余計なコストがかかります。

実際にシロアリに木がどんどん食べられて、柱がなくなってしまった家もあるんですよ!そうすると家が傾いたり、ちょっとした揺れでも家が崩れやすくなる恐れがあります。ローコストの建売住宅の中には、シロアリ保証がないところもあるので、注意が必要です。

 

Qそもそもシロアリが発生しないように工夫はできるのですか?

私たちに食べ物の好き嫌いがあるように、シロアリにも木の好き嫌いがあります。構造部分に、シロアリが食べにくい木を使っているかもチェックしましょう。

例えば、マツ材やモミ材などの柔らかい木は、シロアリにとって食べやすいので要注意です。反対に、ヒノキやスギなどの硬い木は、食べにくいのでシロアリもあまり好みません。

白岩工務店でも使用しているヒノキは、水に強く、防虫の効果もあります。

Q他に構造でこだわるべきポイントはありますか?

土台が強くても、家そのものが壊れやすくては意味がありませんよね。続いては、主に家の床や屋根、外壁の下地に使われる構造用合板についてお話しします。例えば段ボールでいうと、床や屋根は上と下の面。外壁は横の面です。

 

まず、床や屋根に使われる構造用合板ですが、ほとんどの住宅会社は24ミリの構造用合板を使用しています。しかし、白岩工務店では、注文住宅も建売住宅も、さらに4ミリ厚い28ミリの構造用合板を使用して強度を上げています。

 

Q床や屋根の板が4ミリ分厚いと何がいいんですか?

板が厚ければ厚いほど、地震で揺れた際に床が変形しようとする力を抑えてくれます。

例えば段ボールの厚みが薄いと、横から両手で力を加えたときに、上と下の面が簡単に湾曲してしまうんですよ。その厚みが4ミリ分厚いので、変形しにくくなります。

また、上からの加重にも強いので、私みたいな大男がどっしり座っても大丈夫ですよ(笑)

薪ストーブのような重い家具を置いても、床が落ちる心配がありませんね。

Q揺れに対しての強度が高いと、より安心ですね。外壁などの横の面にはどんな工夫がありますか?

現在多くの木造住宅では、柱と土台を斜めの部材で支える木造軸組み工法(在来工法)が採用されています。白岩工務店では、一般的な軸組み工法にハイベストウッドという合板を合わせ、さらに耐震性の高い新築住宅を実現しました。建売住宅も耐震性・耐久性が高い住まいをご提案しています。

 

Qハイベストウッドだと、どんなメリットがあるのですか?

一般的な在来軸組み工法に比べて、ハイベストウッドを使用した工法は、強度が2.5倍になります。一般的な木造軸組み工法を「線で支える工法」と表現すると、ハイベストウッドを使用した工法は「面で支える工法」と表現できます。台風や地震の揺れを壁面全体で受け止めるので、より優れた耐久性になります。

また、地震に強いと揺れに対してのダメージが少ないので、修繕費も抑えることができます。


(画像出典:http://www.noda-co.jp/products/09/highbestwood/feature.html

 

Qここまで構造にこだわるのはなぜですか?

台風や地震など災害に強い家で、お客様に安心して長く暮らして欲しいからです。2021年2月の福島沖地震の時も、白岩工務店の施主様からは、特に問題がなかったとご連絡いただきました。

最初に安く建てても、構造がしっかりしていないと、20,30年後に老朽化で結局多額の修繕費がかかることもあります。ちょうど50,60歳になると、ご両親と暮らすために二世帯住宅にしたいと考えたり、お子さんの大学入学の時期とも被ります。そんな時期に、さらに家の修繕でお金がかかると大変ですよね。

地震に強い安心の構造にすることで、修繕費の削減され将来的にはお得になります。


強い構造の住まいなら。白岩工務店にご相談ください。

白岩工務店では、お客様が長く安心して住んでいただけるよう構造には特にはこだわっています。

安く建てたいと思い構造部分を疎かにすると、20・30年後に余計なコストがかかったり、シロアリ被害のリスクも高まります。

そういった意味では、あらかじめ構造がしっかりとした住まいは、過度なメンテナンスがいらなくなり、長い目で見ればお得と言えるのです。

 

構造についてもっと詳しく聞きたい方は、お気軽に白岩工務店までお問い合わせください。白岩工務店では、注文住宅でお客様の理想を自由設計で叶えていきます。まずは、あなたの家づくりの夢を私たちに気軽にお話しください!

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